物流センターでの仕事は機械化が進んでおり、作業のスピードや正確性を上げるために自動化がますます進んでいくことになります。
しかしながら、物流の業務は作業工程ごとに人の手が必要な作業もたくさんあるため、多くの人が働くことができる職場でもあります。
物流センターにおいて人々が従事している業務は様々なものがあり、仕事内容は業種や扱う商品の特性などを考慮した業務であるため多種多様となります。
受注伝票などを見ながら、出荷する商品を商品棚からピックアップ(取り出す)して、配送先ごとにまとめる仕事です。
ピッキングの仕事で求められることは正確性とスピード。
扱う商品によって気をつけるポイントなどは様々ですが、衣料品、食品、医薬品、日用雑貨、酒類、本、アクセサリーなどそれぞれの特性を考えてもいろいろありそうです。
ピッキングの仕事は、商品の納入から出荷までの一連の作業の中の一つですので、大規模物流センターなどの分業が進んだ職場ではピッキングだけをする仕事もありますが、ピッキングの前後の作業である、仕分作業や梱包・包装作業、検品作業などが含まれてくることもあるので、扱う商品の特徴やそれに関係する仕事を確認しておく必要があります。
求められるスキルとして全てに共通することは、運ばれる商品の数や中身が一致していることが必要不可欠となります。そのため、様々な工程においてチェックすることが大切です。
また、大量の物資が行き交う物流センターでは、わずかな効率化でも全体に大きな効果につながります。仕事の工夫を検討し、提案することを求められる職場もあります。
フォークリフトとは、まとまった荷物を運んだり、重たい荷物を運んだりする時に使われる特殊自動車です。フォークリフト操作するには、「フォークリフト運転技能講習修了証(最大荷重1t以上を含む全てのフォークリフト)」、または「フォークリフト運転特別教育修了証(最大荷重 1t 未満のフォークリフト)」の資格が必要です。
求人では「リフトオペレーター」とか「フォークリフトスタッフ」とか「フォークマン」といった呼び方で記載されております。
フォークリフトでは、重い荷物を運ぶことや、高いところの荷物を取り扱う場合もあります。
物流センター内ではたくさんの人が働いていて、まわりの人に配慮した運転が必要となります。
スピードや効率以上に安全への配慮や集中力が求められます。
顧客からの注文を受けて指定された期日に納品するために関係する事務関係の仕事です。
物の入庫や出庫に関係するデータ管理や伝票の出力。
在庫データの管理や商品発注の判断などが含まれる場合もあります。
品質管理として、ピッキング作業時の数量間違いや商品破損などの事務処理や営業現場からの至急対応依頼への対応なども含まれてきます。
物流センター内に事務所が設置されている場合や、隣接しているケースが多いため、トラックドライバーさんや物流センター勤務の皆さんとのコミュニケーションも大切な仕事の一つです。
お互いの感謝の一言や相手を気遣う言葉など、チームワークを実感できる仕事も特徴の一つです。
繁忙期や棚卸しの期間は、物流センター内の軽作業をお手伝いが含まれる仕事もあります。
日ごろは触れることがない商品の仕分けをするなど、事務作業以外の仕事が含まれることが考えられます。
このような軽作業が含まれる場合は柔軟な対応が求められます。